—ペットとの生活と別れ—

ペットを飼うことは日々のストレスを
癒やすかけがえのない心のよりどころです。


きっと、ペットを
一度も飼ったことのない人には
理解できない事でしょうが

物言えぬ、ペットだからこそ世話をしながら、
日々の疲れから解放され
家族との共通の話題づくりに

貢献してくれるペットの存在こそ
心の底から気持ちがいやされ、
愛情を注げる時間のありがたさを
実感出来ます。

そんな愛するペットも寿命は
残念ながら人間には及びません。

ペットとの別れは、
経験しなければ知りえない辛さであり
時には、肉親の死よりも
深く傷つく場合もあります。


そして、悲しみのなかから
寂寥感と喪失感に襲われます。
でも、これは
正常な人間らしい感情なのです。

泣きたいときは
思い切り泣いていいと思います。
泣くのを我慢すればするほど
悲しみを拭うことが出来なくなります。

大事なことは、
愛するペットたちは飼い主が
いつまでも悲しみから抜けられず
苦しんでいる事を

望んではいないということです。

供養とは人とペットが共に
悲しみから抜け出して
元の生活に戻る事だと思います。


亡くなったペットの冥福を
祈りながら時折、
楽しかったペットとの
想い出を家族と語らい

心から「ありがとう」と感謝して
深い、悲しみの心を
鎮めていくことが肝心です。

ご縁があったペットとの出会いは
人生の中で明るい思い出であり
喜びであり宝です。

ペットも同じように愛する飼い主と
出会えて幸せに生活をし、
寿命が尽きるまで
幸せだったと感じています。

ペットを飼う方は
全て優しい心の持ち主であり
心も安定していると
信じています。


殺伐とした現代人の生活の中で
愛するペットとの
出会いは心のオアシスであり
かけがえのないものです。

生きたまま保健所に預けたり
公園に捨てたりする

心ない飼い主も間々ありますが
心のどこかに罪悪感とともに

経済的・環境的な理由から
飼えなくなってしまった
気の毒な人達なのかも知れません。

現在、地方自治体の管轄する
動物収容施設では
犬が40万頭、猫が30万頭を
超えていると報告されています。

なかには動物病院に置いていく
人もいるそうですので相当な数です。

これは、現代のアウシュビッツ
なのだと感じます。

是非、里親制度などを利用して
少しでも助かる命を
救っていただきたいと思います。


(我が家でも千葉県市川市より
ボランテアによって

公園から保護され譲っていただいた猫がいます。
頂いた時は1.2kgだった子猫も

今では5kgにも成長し、
我が家のアイドルになっています)

インターネットによる里親制度もあるようです。

ペットの為のボランテア活動もあります。
東北の被災地でも多くの人と
ペットが亡くなったり
また保護されたりしました。

ペット火葬業界でも募金活動から
2億円も集まったとのことで

心ある人たちが大勢いることに感謝し、
里親制度や保護団体でご苦労されていらっしゃる

ボランテアのスタッフにも労いの言葉を贈りたいですね。

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