犬の病気と症状の話
犬の病気の中には緊急を要する病気やかかりやすい病気があります。
そんな病気の情報を集めてみました。愛するペットの健康を守りましょう。
■ 緊急性のある犬の病気の情報
緊急の処置や手術が必要な病気
胃拡張・捻転症候群
胃が異常に大きくなりねじれる—-呼吸が荒く苦しい症状でお腹が膨れる(大型犬に多い)
大量によだれ、お腹を触ると嫌がる。食後の様子がおかしい。
腸閉塞(イレウス)
腫瘍や異物で腸が詰まる—食欲・元気が無い
胃液や食物をしつこく吐く、お腹を触ると嫌がり痛がる。便が出ない
横隔膜ヘルニア・気胸
横隔膜や肺に穴が開き肺が圧迫されたり空気が胸腔にたまる
浅くて早く苦しそうな呼吸—胸を触ると嫌がる。舌の色が紫や白色なら重症(チアノーゼ)
尿路閉塞(結石)
尿路に石が詰まる—-血尿が出る場合もある(便秘と誤解するので尿量に注意が必要です)
子宮蓄膿症
子宮内に膿が貯まる—-膣からおりものや血液・膿を含む分泌液が出ている
食欲減退・大量の飲水と尿、外陰部の腫れ、嘔吐、貧血、お腹が膨れる、呼吸が荒い
■ かかりやすい犬の病気の情報
治療が必要な病気
歯周病
歯石・歯肉炎・歯周病・歯根膿瘍—口がくさい、歯石や歯垢がある
歯がグラグラしていたり出血がある
外耳炎
外耳道が炎症している—耳の中がくさい
真菌・細菌感染、アレルギー。異物、シャンプーが原因が多い
膿のような分泌物があり、頭を振ったり耳をかく(たれ耳の犬は注意)
ノミアレルギー性皮膚炎
突然体をかく、指された場所が赤く腫れる
その他(疥癬・アトピー性皮膚炎・毛包虫症)も注意↓
湿疹やかさぶたが出来る、分泌物が出る、皮膚が赤い
白内障
目の水晶体が濁り、見えにくい—黒目の奥が白っぽい
8歳以上の老犬に多い
椎間板ヘルニア
歩行がおかしい、後ろ足を引きずる—歩き方がおかしい
背中を触ると嫌がる。尿便が出にくい(ダックス・コーギー・大型犬が多い)
膝蓋骨脱臼
膝のお皿のずれで後ろ足が上がる—キャンと鳴いて城足を上げて痛がる(小型犬に多い)
僧帽弁閉鎖不全症
心臓の血液の流れの異常—運動すると軽い咳が酷くなる、散歩を嫌がる。
フィラリア症(犬糸状虫症)
犬糸状虫が心臓などに寄生する—-咳が止まらない、特に夜から明け方に出る
食欲はあるがやせる、駆け足を嫌がる、毛ツヤが悪い、呼吸は苦しそう
会陰ヘルニア
直腸や膀胱が突出している—-肛門の横が膨らむ
便秘になる、膀胱ヘルニアも起こすと尿も出ない
乳腺腫瘍
乳腺部にしこり—-数は1つから複数
メス犬が多くオスはほとんどない