ペットのフクロウの気になる情報—
ペットの種類別の気になる情報を集めています
愛するフクロウをペットとして飼うのですから、
最後まで面倒をみてあげましょう。
フクロウの種類一覧表
フクロウ目-フクロウ科
メンフクロウ Western Bam Owl
分布:ヨーロッパ西部,南アフリカ、西アジア
全長:29-44cm 体重:200-480g
翼長:23.5-32.3cm
主な食性:小型哺乳類・小型鳥類・爬虫類・両生類・昆虫
特徴:順応性が高い
ハイガオメンフクロウ Ashy-faced Owl
分布:ハイチ・ドミニカ共和国などの西インド諸島
全長:26-43cm 体重:250-450g
翼長:24-28cm
主な食性:小型哺乳類・小型鳥類・爬虫類・両生類・昆虫
特徴:灰色の顔盤
ニセメンフクロウ Oriental Bay Owl
分布:東南アジア・インド北東部・中国南西部・ベトナム・タイ
全長:23-33cm 体重:255-300g
翼長:17.2-23.7cm
主な食性:小型哺乳類・コウモリ・小型鳥類・両生類・昆虫
特徴:V字型に盛り上がった独特な顔盤
インドオオコノハズク Indan Scops Owl
分布:パキスタン・インド・スリランカ
全長:20cm 体重:125-150g
翼長:14.3-18.5cm
主な食性:小型哺乳類・爬虫類・昆虫類
特徴:黒目がちで可愛い
カラードオオコノハズク
(クビワオオコノハズク)
分布:中国・台湾・パキスタン・ネパール
全長:23-25cm 体重:100-170g
翼長:15.8-18.8cm
主な食性:小型哺乳類・小型鳥類・爬虫類・昆虫
特徴:インドオオコハズクに非常に似ているがより大型
スンダオオコノハズク
分布:タイ南部・マレーシア・スマトラ・ボルネオ・ジャワ
全長:20cm 体重:100-120g
翼長:13.6-15.7cm
主な食性:小型鳥類・昆虫
特徴:インドオオコハズクに非常に似ているがより小型
サバクコノハズク
分布:イスラエル・イラク・パキスタン・トルコなどの中東アジア
全長:18-21cm 体重:100-110g
翼長:14.5-17cm
主な食性:小型哺乳類・小型鳥類・爬虫類・昆虫
特徴:昆虫食傾向が強い。ヨーロッパコノハズクと混同されやすい
ヨーロッパコノハズク
分布:フランス・イタリア・イラク・カザフスタンなどユーラシア大陸
全長:16-20cm 体重:60-135g
翼長:14.5-16.8cm
主な食性:両生類・爬虫類・昆虫
特徴:昆虫食傾向が強い。サバクノハズクと混同されやすい
アメリカオオコノハズク
(ニシアメリカオオコノハズク)
分布:アラスカからメキシコまでの北アメリカ西部
全長:21-24cm 体重:131-250g
翼長:14.2-19cm
主な食性:小型哺乳類・小型鳥類・爬虫類・昆虫
特徴:馴れやすい飼いやすい個体
スピックスコノハズク
分布:コスタリカからアルゼンチン北西部
全長:20-24cm 体重:90-160g
翼長:15.4-18.2cm
主な食性:小型脊椎動物・昆虫・クモ
特徴:虹彩は黄色で羽色は灰色がかった薄茶色で胸に縦班が入る。昆虫食傾向が強い。
アフリカオオコノハズク
(ミナミアフリカオオコノハズク)
分布:ガボンから南ウガンダ・南西ケニア・ナミビア・南アフリカ
全長:20-24cm 体重:125-275g
翼長:19.1-20.6cm
主な食性:昆虫類・クモやサソリ等の節足動物・小型哺乳類・小型鳥類
特徴:好奇心旺盛でコンパニオンバードに適します。
シロフクロウ
分布:ロシア・グリーンランド等の北極圏
全長:55-70cm 体重:700-2950g
翼長:38.4-46.2cm
主な食性:昆虫類・小型哺乳類・鳥類
特徴:オスは白一色でメスは黒色から灰色の斑点が縞状に入る
アメリカワシミミズク
分布:アラスカ・カナダ・中央アメリカ・南アメリカ
全長:51-60cm 体重:オスは680-1450、メスは1000-2500g
翼長:29.7-39cm
主な食性:昆虫類・アナウサギまでの哺乳類・鳥類・爬虫類・カエル
特徴:新大陸の南北に分布し、亜種も多い。
ユーラシアワシミミズク
ワシミミズク
分布:ユーラシア大陸に広く分布
全長:60-75cm 体重:オスは1500、メスは1750-4200g
翼長:40.5-51.5cm
主な食性:ノウサギまでの哺乳類・鳥類・爬虫類・カエル・コウモリ
特徴:フクロウの中で最大級の大型フクロウ。
ベンガルワシミミズク
分布:パキスタン・インド・ネパール
全長:50-56cm 体重:1100-2000g
翼長:35.8-43.3cm
主な食性:大型昆虫類・小型の哺乳類・鳥類・爬虫類・カエル・カニ
特徴:コンパニオンバードとして人気が高い。
ファラオワシミミズク
(サバクワシミミズク)
分布:北西アフリカからアラビア半島
全長:46-50cm 体重:1900-2300g
翼長:32.4-43cm
主な食性:大型昆虫類・哺乳類・鳥類・爬虫類・サソリ
特徴:中型で可愛い
ケープワシミミズク
分布:アフリカ南部・アフリカ東部に点在
全長:46-61cm 体重:905-1800g
翼長:33-42.8cm
主な食性:ノウサギまでの哺乳類・鳥類・爬虫類・大型昆虫類・サソリ・カニ
特徴:他のワシミミズクと比べて脚の比率がやや大きい
アフリカワシミミズク
分布:赤道以南のアフリカ、アラビア半島の一部
全長:40-45cm 体重:オスは490-620、メスは640-850g
翼長:32.3-36cm
主な食性:節足動物や昆虫類・哺乳類・鳥類・爬虫類・カエル
特徴:小型のワシミミズクで飼育しやすい。
アビシニアワシミミズク
(ハイイロワシミミズク)
分布:ゼネガルからエチオピア・ケニアにかけて赤道以北の中央アフリカ
全長:43cm 体重:500g
翼長:28.4-33.8cm
主な食性:大型昆虫類・哺乳類・鳥類
特徴:小型で大人しく扱いやすく飼育しやすい。
ネパールワシミミズク
分布:インド・スリランカ・ヒマラヤから東南アジア
全長:51-64cm 体重:1300-1500g
翼長:37-47cm
主な食性:大型鳥類・爬虫類・哺乳類
特徴:マレーワシミミズクより大型です。
マレーワシミミズク
分布:アフリカ大陸のサハラより南に分布
全長:60-65cm 体重:620-1600g
翼長:32.3-41.7cm
主な食性:鳥類・爬虫類・小型哺乳類・ヘビ・魚・大型昆虫
特徴:ネパールワシミミズクより小型です。
クロワシミミズク
(ミルキーワシミミズク)
分布:マレー半島・ジャワ・ボルネオ
全長:40-46cm 体重:オスは1615-1960、メスは2475-3115g
翼長:42-49cm
主な食性:大型鳥類・爬虫類・中型哺乳類・カエル・魚類・節足動物
特徴:のんびり屋で扱いやすい性格です。
マレーウオミミズク
分布:東南アジアからジャワ・ボルネオ
全長:38-44cm 体重:1028-2100g
翼長:29.5-39cm
主な食性:魚類を中心に哺乳類・爬虫類・鳥類・甲殻類・カエル・コウモリ・昆虫類
特徴:おっとりした性格です。
タテジマウオクイフクロウ
分布:ナイジェリア・コンゴ・アンゴラ等、中央アフリカ西部
全長:46-51cm 体重:700-900g
翼長:30.2-33cm
主な食性:魚類・カニ・カエル・小型鳥類・小型哺乳類
特徴:丸い頭部に黒目がちで愛くるしいです。
オオフクロウ
分布:インド南部・中国南東部・マレー半島・スマトラ
全長:40-55cm 体重:500-1100g
翼長:28.6-40cm
主な食性:ネズミ等のげっ歯類・魚類・鳥類・爬虫類類
特徴:羽毛は柔らかみが少ないく、脂っぽい質感です。
モリフクロウ
分布:ヨーロッパ・北西アフリカ
全長:36-45cm 体重:400-600g
翼長:24.8-32.3cm
主な食性:小型哺乳類・鳥類・爬虫類類・カエル・魚類・昆虫
特徴:一般的なイメージのフクロウ像を代表しています。
ブラジルモリフクロウ
分布:ブラジル・パラグアイ・アルゼンチン
全長:35-37cm 体重:285-400g
翼長:28cm
主な食性:小型哺乳類・鳥類・爬虫類類・昆虫類・両生類
特徴:性格はのんびりしています。
チャコモリフクロウ
分布:ボリビア・パラグアイ・アルゼンチン
全長:35-40cm 体重:360-500g
翼長:25.1-29.1cm
主な食性:小型哺乳類・鳥類・昆虫類
特徴:性格はのんびりして非常に飼いやすいです。
ウラルフクロウ
(フクロウ)
分布:北ヨーロッパから朝鮮半島、日本までのユーラシア中央部
全長:50-62cm 体重:オスは500-900、メスは570-1300g
翼長:26.7-40cm
主な食性:ハタネズミが6-9割、他に哺乳類・鳥類・昆虫類・カエル・トカゲ
特徴:尾羽が比較的長く、羽毛は柔らかいです。
カラフトフクロウ
分布:スカンジナビア半島からシベリア・アラスカ・カナダ・アメリカ北西部
全長:59-69cm 体重:オスは800-1175、メスは925-1700g
翼長:38.7-48.3cm
主な食性:げっ歯類を主とした脊椎動物中心
特徴:密集した羽毛と長い尾羽根で実際より大きな印象です。
アフリカヒナフクロウ
分布:スーダン・エチオピアなど、サハラ砂漠以南の
アフリカ中央部から東海岸沿いの南アフリカまで
全長:30-36cm 体重:240-350g
翼長:22.2-27.3cm
主な食性:大型の昆虫類を主とし、カエル・爬虫類・小型の鳥類・哺乳類
特徴:ずんぐり丸く濃い茶色の虹彩、目の周りも濃い茶色の羽毛が印象です。
ナンベイヒナフクロウ
分布:メキシコ・コロンビア・エクアドル・ベネゼイラ・ブラジル
全長:29-38cm 体重:175-320g
翼長:23-27.4cm
主な食性:小型の哺乳類、鳥類を主とし、ヘビ・カエル
特徴:手ごろなサイズで活発的で可愛い印象です。
クロオビヒナフクロウ
分布:コロンビア・ベネゼイラ・ペルー・アルゼンチン・ブラジル
全長:31-36cm 体重:300-450g
翼長:24.3-28cm
主な食性:昆虫類を主とし、小型の哺乳類等
特徴:性格はおとなしく、馴れやすいです。
メガネフクロウ
分布:南メキシコから来たアルゼンチン
全長:43-52cm 体重:590-980g
翼長:30.5-36cm
主な食性:小型の哺乳類、鳥類を中心にカニ・昆虫・クモ
特徴:性格はおっとりした性格で飼いやすい。
アカオビメガネフクロウ
分布:コロンビアからボリビア
全長:44-48cm 体重:420-500g
翼長:27.5-32.5cm
主な食性:不明
特徴:メガネフクロウより小型で詳細不明です。
オナガフクロウ
分布:ヒョーロッパから中国・モンゴルなどユーラシア北部、北アメリカ
全長:44-48cm 体重:420-500g
翼長:27.5-32.5cm
主な食性:不明
特徴:メガネフクロウより小型で詳細不明です。
アカスズメフクロウ
分布:北アメリカ西部、中央アメリカ西部、ブラジル、アルゼンチン
全長:19-25cm 体重:130-250g
翼長:14.2-20cm
主な食性:甲虫などの昆虫類・クモ類・サソリ類を主食とし、
小型の哺乳類や小型鳥類・両生類・爬虫類
特徴:新大陸に広く分布する、コキンメフクロウ属のフクロウ。
コキンメフクロウ
分布:ヨーロッパから中国にかけてと北アフリカ
全長:21-23cm 体重:162-206g
翼長:14.6-18.1cm
主な食性:甲虫・バッタなどの昆虫類を主とし、
小型の爬虫類・カエル・ミミズ・小型の哺乳類や鳥類
特徴:活発で攻撃的です。余った餌を隠す習性がある。
インドコキンメフクロウ
分布:イランからインド、南西アジアまで
全長:19-21cm 体重:110-120g
翼長:13.4-17.1cm
主な食性:昆虫類を主とし、ミミズ・トカゲ・小型のゲッシ類や小型の鳥類
特徴:近縁のコキンメフクロウよりやや小さい。
アナホリフクロウ
分布:北アメリカ西部、中央アメリカ西部、ブラジル、アルゼンチン
全長:19-25cm 体重:130-250g
翼長:14.2-20cm
主な食性:甲虫などの昆虫類・クモ類・サソリ類を主食とし、
小型の哺乳類や小型鳥類・両生類・爬虫類
特徴:新大陸に広く分布する、コキンメフクロウ属のフクロウ。
キンメフクロウ
分布:アラスカ・カナダなどの北アメリカとヨーロッパ、ロシアなどのユーラシア
全長:21-28cm 体重:90-195g
翼長:15.4-19.2cm
主な食性:ハタネズミなどのげっ歯類を主食とし、小型鳥類など
特徴:頭でっかちの印象で神経質傾向在り、大人しく馴れやすい
ニュージーランドアオバズク
分布:ニュージーランド・タスマニア
全長:25-30cm 体重:156-300g
翼長:18.3-22.2cm
主な食性:昆虫類を主食とし、小型鳥類・ゲッシ類・トカゲ
特徴:新大陸に広く分布する、コキンメフクロウ属のフクロウ。
ウサギフクロウ
(タテジマフクロウ)
分布:メキシコ南部、コロンビア・ベネゼーラ・ペルー・ブラジル・アルゼンチン
全長:30-38cm 体重:オスは320-350、メスは400-500g
翼長:22.8-29.4cm
主な食性:小型の哺乳類を中心に、コウモリ・鳥類・大型昆虫
特徴:トラフズク属に比べ、骨格はがっしりし、足も大きい。少し神経質。
トラフズク
分布:ヨーロッパからアジアにかけてのユーラシア・日本・北アフリカ、カナダからメキシコにかけた北アメリカ
全長:35-40cm 体重:220-435g
翼長:25.2-32cm
主な食性:げっ歯類を中心とした小型の哺乳類のほか、鳥類・コウモリ・カエル
特徴:丸い顔盤に、長い羽角、ほっそりした体格。
コミミゾク
分布:ヨーロッパからアジアにかけてのユーラシア・日本・アラスカからメキシコにかけた北アメリカ
全長:34-42cm 体重:206-500g
翼長:28.1-33.5cm
主な食性:げっ歯類を中心として鳥類・その他の小型脊椎動物
特徴:ごく小さな羽角を持ち、黄色の虹彩、目の周りは濃く色ずき、背面と翼には茶褐色の濃淡の班が入る。
フクロウの求める環境
寒帯・亜寒帯に分布するフクロウ
寒さには強いが、暑さには弱い傾向。高温・鋼湿度を避け、空気調節が整う環境が理想。
温帯・熱帯に分布するフクロウ
寒さには弱い傾向などで、屋外飼育の冬は風雨を避け、夜間は屋内が理想的です。
100g前後の極小型種
温度や環境に左右されるので屋内飼育が理想的です。
小型・中型のフクロウ
冬場の夜間は屋内か風雨を避けられる環境が理想的です。
大型のフクロウ
食べる・汚すなど量の対処できる飼育スペースが理想的です
温度
人が不快と感じない温度が理想的で15-25度程度です。
湿度
極度の多湿は避けたほうが無難です。
病院
フクロウに異常が出てからの病院探しは、手遅れになる可能性があるので
予め専門病院を探しておきましょう。
普段からの健康診断もおすすめです。
—病気・ケガ・症状–
寄生虫などの感染症
外部寄生虫
ダニ・ハジラミなど、吸血性ものや羽毛を食害するタイプ
病院で駆虫してもらう。
内部寄生虫
線虫・条虫・回虫など
屋外での衛生管理と清潔処理と定期的な検便検査が必要です。
原虫(コクシジウム)
屋外管理では感染リスクは高まるが、必要以上に駆虫するのも問題です。
原虫(トリコモナス)
異臭が出るので判断しやすい、病院で処理してもらう。
真菌の感染症
アスペルギルス症
真菌による呼吸器系から始まる病気で鳥類に深刻な病気のひとつです。
カビが原因で抵抗力の落ちた個体が発症しやすい。
人畜共通感染症
オウム病
クラジミアによる細菌性感染症でフクロウに症状は出ないが人に感染する場合がある。
鳥インフルエンザ
A型インフルエンザウイルスによる鳥類の感染症です。
※ その他にも多くの寄生虫や細菌による感染症、
等による病気が存在するが
必要なのは、適切で清潔な餌と環境です。
ケガ・その他の症状
趾瘤症(しりゅうしょう)
足の裏に起こった皮膚および皮下の組織の異常(炎症)、感染のこと。
足の裏の皮膚が破け化膿するため、痛みが生じ、
跛行したり、挙上したりする。
食事問題(過肥など)、環境問題(止まり木など)
様々理由により起こる。別名「バンブルフット」。
ケガ
目立たない傷でも二次感染で体調を崩す場合もあり早急に病院で診察を受ける。
骨折
暴れるのを防ぎ、早急に病院で処理してもらう。
凍傷
フクロウでの報告例は少ないが冬場の風雨を避ける環境を維持する。
日射病・熱中症
屋外飼育で多い。速やかに涼しい場所に移動し水分を取らせる。
換羽(かんう)が異常
換羽の時期は十分な餌量と強いストレスが無いようにする。
羽の異常
ハダニなどの外部寄生虫や毛引きの疑いを対処し病院で診察してもらう。
毛引き
フクロウでの症例は少ないが、解決策がない。
くちばし、爪の異常
獣医師に処置して治療してもらうのが確実です。
※参考資料:飼育・品種・接し方がわかる
フクロウ完全飼育 著者:藤井智之
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